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2024.10.17

お知らせ

九州大学病院別府病院 院内療養環境整備について

 令和6年3月九州大学病院別府病院は新しく生まれ変わりました。弊院は様々な難治疾患を対象に診療を進めさせていただいております。世界最新の薬物や治療アームを駆使して病気の治癒・完治を目指しておりますが、闘病中の患者様・ご家族様のご不安、ご心労、治療が原因の副作用の辛さなど、苦しい胸中は想像するに難くありません。私たちは少しでも寄り添うことができればと日々努めております。
 
 欧米では芸術作品が一定の癒やし効果をもたらすことに関してその評価は確立されており、“パーセントフォーアート”と称して病院建設費の数%は芸術作品に充てることが決められています。この考え方を私どもも学ばせていただきました。すなわち“心の癒やし”を大切にする観点から新病院建設に際してふたつの取り組みを行っています。ひとつは病室からの眺望です。東側は蒼く煌めく別府湾を一望できる病室であり、西側は鶴見山と当院南側の深緑の森を眺める病室です。特に夏に行われる『別府湾花火大会』は大輪の花火を正面からみることができます。窓の外に浮かぶ風景に少しでも心を和ませていただきたいです。もうひとつは院内に設置される芸術作品の数々です。別府の特産品である竹細工、別府市の芸術グループとのタイアップによる作品、弊院関係者から供与いただく絵画・書などについて、九州大学大学院芸術工学部とのコラボレーションにより展示の監修をしていただきました。
 少しでもストレスを軽減できる優しい療養環境をご提供させていただきたいと思いますので、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

【展示品の詳細については、次をご確認ください。】
別府病院診療エリア芸術品の展示